FUKUCHI RICH GELATO PRESENTS!
Vol.222021.12.8
…夏休みもそろそろ終わろうかとしていた8月のある日
ふくのすけはピンチに陥っていた…
どういうことだ!? 少しだけ時を戻そう! <キュルルル〜!
〜2021年夏のある日〜
今年の夏のお中元、百貨店さん限定の
ふくち☆リッチジェラート大任桜マンゴージェラートを含めた
オリジナルセットが大人気!!予想を超えるご注文を頂いたおかげもあり、
担当バイヤーさんから
「冬のお中元もぜひお願いしますよ〜」とのご連絡が!…しかし!!
ここまでの反響があるとは思っていなかったため
どうしよう!!!!(嬉しい悲鳴!!!!)
となると、肝心の道の駅「おおとう桜街道」さんで販売する分が
来年の収穫期まで持つかどうか…
あと、大任町さんからふるさと納税の返礼品にマンゴージェラートを使いたいとの
連絡もありますよ!!
それなら尚更原料を確保しておかないと!!
実は、毎年夏の初めに福岡県大任町さんからいただくマンゴージェラートの原料が、
今年はマンゴーが不作だったとのことで例年の約半分ほどしか入荷しなかったのです…。
やはり自然相手に作り出す農産物…天候や気温など微妙な条件に左右されてしまうのは仕方が無いことです。
…だが、大任町の道の駅「おおとう桜街道」さんの名物のひとつでもある
大任桜マンゴージェラートを切らすわけにはいかない!!
ふるさと納税の寄付者さんたちにも大任町の美味しいマンゴーを使った
ジェラートを食べてもらいたい!!!
そこで一旦、道の駅おおとう桜街道以外のお店では大任産桜マンゴージェラートの販売を休止し、
原料になるマンゴーを探すことに。
※2021年12月現在おおとう桜街道もみじ館とさくら館及び大任町ふるさと納税返礼品にて限定販売中です。
福岡県内で他にマンゴーを小規模栽培している農家さんが
いらっしゃるとのことで相談みるも
「今年の分のマンゴー終わっちゃったんだよね…」
「地元の道の駅の分だけでいっぱいいっぱいやけん…ごめんね」
めげずにマンゴーの一大産地でもある宮崎や南国沖縄をあたってみるも
既に収穫期を終えているとのこと…
うーん…どうすれば…
ふくのすけは大ピンチに陥っていた…
〜8月のある日〜
…ん? これは…??
ふくのすけはとあるブログ記事を見ていた…。
おきのえらぶ…じま!?
うーん、社会の教科書で見た記憶があるような…
おお!鹿児島県!!これなら九州産マンゴーのジェラートが出来るかも!!
さっそく連絡せねば!!!
大急ぎで問合わせのメールを送った翌日…
と快諾いただきさっそく現物を送っていただくことに。
翌週届いたのは確かに見た目はお世辞にもきれいとは言えない状態のもの
これ、大丈夫か??と弊社社長。
…おそるおそるカットして「じっしょく(実食)!!」
と社内でも大好評!
味には全く問題なし。…いや、むしろおいしい!!これならいける!!
早速開発担当にも依頼。
「これをジェラートにするのは楽しみだね〜」
話によると
せっかく収穫したマンゴーが台風による船便の欠航(なんと10日近くも!)で
島外へ出荷することができず、倉庫にどんどんたまってしまい困り果てていたところ、
弊社からの問い合わせのメールが届き、まさに天の助けでしたとのこと。
完全に傷んでしまう前に順次冷凍庫にて保管をし、船便が復帰した時点で
タイミングよく冷凍のまま福岡まで送ってもらうことに成功しました。採れたて産地直送!
それに多少皮が傷んでいたり形が不揃いでも
皮を向いてカットし、ジェラートの原料として使うため問題なしです!
まさにwin!win!の関係で出来上がった
が無事に完成〜!!パチパチパチパチパチ!!
すかさずバイヤーさんにも連絡したところ
国産マンゴーなら貴重ですしOKですよ〜と
こちらも快く承諾いただき、無事に今年のお歳暮にて継続販売することができました。
ところで、このマンゴーを送ってくださったのは
沖永良部島(鹿児島県大島郡和泊町)の
まるとよ農産代表の豊枝さん。(マスク越しでも笑顔が素敵ですね〜)
豊枝さんは生産者さんと消費者さんの架け橋となるべく日々奮闘しており、
長年勤めた地元の役場を退職後、島の発展に貢献したいとの思いから
地元沖永良部島産農産物の直売や全国発送などの通販事業に取り組まれたり、
自身でも農作物を育てるなど元気に活動されていらっしゃいます。
このブログ記事の件でご連絡したところ「ちょうど今じゃがいもの苗を植えているんですよ」とのこと。
今後も末永いお付き合いができたら嬉しいですね。
このように福智ブランドファクトリーではジェラートの製造を通じ、
生産者さんと直接つながることで農産物の廃棄ロス削減につなげたり、
出来上がったジェラートを生産者さんが販売することで農産物のブランドイメージ向上や
地域のPR活動にもつながるお手伝いをさせていただいております。
まさにジェラートづくりを通じたSDGsへの取り組みともいえますね。
今回のようにうちで作った農産物をジェラートにしてみたい!
といったご要望がありましたら気軽にご相談くださいね。
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